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構造物調査・トンネル

トンネル補修・補強工

工法 方法 特徴 概算工費
裏込め注入工 ・覆工背面の空隙にエアモルタル、発泡ウレタン等を充填する。

・発泡ウレタンは緊急性を要する場合に適用され、一般には殆どエアモルタルである。

・背面に空洞がある場合は、一番に適用する工法である。
・背面に多量の湧水がある場合は、分離抵抗性の優れる可塑性材料を使用する。

・通常のエアモルタル50(千円/m3)
・可塑面エアモルタル
80 (千円/m3)

ロックボルト補強工 ・ロックボルトを設置することにより、地山の塑性圧や偏圧に対抗する。
・ロックボルトの打設長、ピッチは変状状況により決定する。
・十分な引抜き耐力のえられないような地山(土砂等)の場合は適用不可。 30〜50(千円/一本)
内巻工 ・鋼繊維補強コンクリートを用い覆工を補強する。
打巻厚さは一般に70〜100mm以上必要
・建築限界に余裕がない場合は適用不可 300〜500(千円/m)
セントル補強工

・H型鋼等を用い覆工を補強する内巻工と併用して用いる。

・建築限界に余裕がない場合は適用不可 300〜500(千円/m)
インバート工 ・インバートのない区間にインバートを設置する ・大規模な工事が必要となる 500〜1,000(千円/m)
内面補強工 繊維シート接着工 ・覆工面内に、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等のシートを接着し補強を図る。
・漏水がある場合は事前の処理(止水、導水)が必要。
圧縮応力が作用する箇所では補強効果が期待できない。
50(千円/m2)
鋼板接着工 ・覆工面内に鋼板を接着し補強を図る。 ・多量の漏水がある場合は事前の処理が必要。 80(千円/m2)
導水工 線導水工 覆工面をU型に切込んだり、とい材をつけて漏水を導く工法。 ・美観上はあまり好ましくない。石灰等により詰まった場合は清掃が必要。 10〜30(千円/m)
面導水工 ・導水板を用い面的に導水を行う工法。 ・漏水量が多い場合に適用する。 30〜50(千円/m2)
止水工 ・エボキシ樹脂等をクラックに注入し止水を行う ・少量の漏水にしか適用できない。 10〜30(千円/m)

調査状況

コア採取

コンクリート構造物の劣化を把握するため、既設構造物よりコアを採取し、試験を実施する。
試験内容として、圧縮強度試験・静弾性係数測定・中性化深さ・塩化物イオン 量・アルカリ骨材反応の有無を試験し、コンクリート構造物の劣化診断を行う。

ストップホール孔明作業状況

鋼部材に発生した、亀裂進展防止を目的に緊急対策として孔明する工法。
亀裂先端部にφ24で孔を明け、亀裂先端部での高い応力集中を低減させ、亀裂の進展を一時的に抑制する。

特殊高所技術

手で触れられる程度まで接近することができるため、高精度な調査が行える。また、規制を必要としないため、交通量の多い構造物も、短期間で点検できます。
当社は(株)特殊高所技術様とタイアップし調査を行っています。
http://www.tokusyu-kousyo.co.jp/

橋梁点検車

足場を必要とせず、短期間に調査することが可能な仮設機材である。
当社では最新のBT-200-Ⅱを配備しており、専門の診断員が調査を実施し、構造物の判定を行う。
その他にも、BT-110・BT-400の操作に関しても、熟練の調査員で対応しています。

載荷試験

構造物の実耐荷力を把握するため、ダンプトラックを載荷し、発生応力を測定する。
試験は、応力頻度測定、動的載荷、静的載荷試験を実施している。

衝撃弾性波

土中に埋設されているコンクリート杭、鋼管杭の長さを掘削すること無く、測定することが出来ます。

中性化コア法

コンクリート構造物からコアを採取し、フェノールフタレイン溶液を噴霧して、中性化深さを測定する。
コンクリートが炭酸化により中性化が進行すると、コンクリート中のpHが下がり内部鉄筋が腐食膨張する。
一般的にコンクリートpHは10以上であれば内部鉄筋及ぼす影響は少ないが、pHが10より低くなると不動態被膜が破壊され、内部鉄筋は活性状態になり腐食しやすい。 中性化の進行度合いを確認し、中性化速度を算出、中性化の到達年数を算出する。

中性化ドリル法

中性化コア法と評価目的は同じであるが、コア採取で試験を行わず、日本非破壊 検査協会の「ドリル削孔粉を用いたコンクリート構造物の中性化深さ試験 NDIS3419:2011」に準じた試験で中性化深さを測定、評価する。

超音波探傷

コンクリート中に設置されているボルト等の長さを測定し、ボルト長さ、切断等の有無を確認する。

鉄筋腐食調査

内部鉄筋の腐食状況を調査し、コンクリート標準示方書「維持管理編」で評価する。

配筋調査

内部鉄筋の鉄筋径、ピッチ、かぶり深さを調査し、コンクリート構造物の耐荷力を計算する際の数値として用いる。

反発硬度試験

コンクリート表面を打撃し、その反発硬度を測定する。PC部材に対しても測定可能であるが、公益社団法人プレストレストコンクリート工学会の補正値を採用し評価する。

非破壊試験(アーチリブ亀裂箇所)状況写真

構造物を壊すこと無く検査し、設計時に期待した品質・性能が確保されているかを調査することである。
非破壊検査方法として、打音法・反発硬度法・超音波法・衝撃波法・電磁波法・自然電位法等があり、当社で調査、試験を実施し、構造物の状態を把握し、補修工法を提案していま す。

非破壊探査